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ぼくはこどもができにくい。

男目線で書く、男の不妊についてのブログです。

不妊治療って男も関係あるの?

夫婦の間で不妊治療や検査の話が出てきた時、「オレは関係ない/大丈夫だろう。」と考えてしまう男性は多いと思います。ぼくもそうでした。

しかし検査を受けてみたところ、ばっちり乏精子症だったわけです。ほんと、人生って油断も隙もないですよね。

 

「それでもやっぱり男性が原因の不妊ってごく一部じゃないの?」と思ってらっしゃる男性諸氏のみなさん、それは考えがアメリカのケーキ並みに甘いと言わざるをえません。(ちなみに食べたことない方に説明しますと、アメリカのケーキは甘すぎて歯どころか歯茎まで融け落ちるんじゃないか!?ってくらい衝撃的な甘さです。)

 

男性が原因の不妊って、男性が思っている以上に多いそうです。ちょっと古いですが、日本産科婦人科学会が2009年に出したレポートには不妊に悩む夫婦のうち、約50%が男性が原因となっているのではないかと書いてあります。

 

【参考】男性不妊症 - 日本産科婦人科学会

http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6106-189.pdf

 

データが古い上に文章での記述だけなので、なんだか眉唾な感じもしますが、日々不妊の治療を行っているお医者さんたちから大きな反論が出てこないということは、体感として近いものがあるんでしょう。今現在、子どもがなかなかできない状況であれば、50%の確率で男性にも原因がありうるわけです。そう考えれば、単に検査と言っても、なかなか他人事とは思えませんよね。

 

それでも「まぁ50%だったら自分は関係ないと思うなぁ~」という楽天的な男性の方。それでもまだアメリカのカップケーキ並みの甘さです。(ちなみにケーキとカップケーキ、どっちも同じような衝撃的な甘さです。)

検査の結果、不妊の原因が見つかったのが女性の側だとしても、その女性と言うのは他でもない、あなたの奥さん/パートナーです。
男であるぼくですら、”自分が原因で、パートナーとの子どもがつくれない”と知った時には、あまりの衝撃に30歳を超えているというのに悲しくてツラくて涙を流しました。今でもその時の気持ちを思い返すと、奥さんに申し訳ない気持ちで胸が苦しくなります。

もしこの事実を突きつけられるのが女性だったとしたら、さらには子どもに対する期待が強い人だとしたら、その時の絶望感は想像を絶する物があります。そんな心が折れそうに辛い時を一人きりで乗りこえるのは、はっきり言って「無理」です。
そこで重要となるのが、男性による精神的なサポートです。実際、不妊治療にしても妊娠・出産にしても、ほとんどは女性の体において行われます。女性が肉体的にも精神的にもがんばる中、男性の方は直接的にはほとんど何にもできません。ではせめて女性の気持ちを受け止めたり、不妊治療についてきちんと理解したり、通院が不安な時についていくなど、間接的な方法で心の支えになってあげましょうよ。

おそらく多くの女性は不妊検査を受けることにさえ、自身の不妊や治療などさまざまな点で不安を覚えているはずです。せめて最初の診療のときや、検査の結果を聞きに行く時くらいは一緒に通院して自分たちの問題として向き合いたいものです。

 

ちなみに不妊の原因は100%特定できると言うわけではないそうです。検査の結果、乏精子症や子宮内膜筋腫などと言った症状名が出てくればまだ良し。世の中にはどこが悪いのかわからないけど、なんでか子どもができないと言うこともあるとか。こうなると病院に何度も通ったり、いろいろな治療方法をためしたり、果ては高額な生殖医療(人工授精や顕微授精など)を行う必要が出てくるなど、時間的にも費用的にも大きな負担がかかります。これらについて検討し、実行する負担を女性だけに押し付けているのでは、当然治療はうまく進みません。男性も不妊治療についてしっかりと学び、女性の体をしっかり理解した上で、二人で、もしくはお互いの両親とも相談して、治療について自分たちなりに計画を立てる必要があると思います。

 

ちなみに不妊検査のタイミングですが、ぼくとしては「結婚前」くらいにささっと済ませてしまうことをおすすめします。治療には時間がかかりますし、治療を行うにしても、なるべく若いうちに行ってしまう方が統計的にも子どもが作りやすいそうです。現状の社会の雰囲気ではなかなか難しいですが、もっとカジュアルに気軽に、将来を見通すための一つの材料として、パパっと検査を受けてしまう方がよさそうだなと、不妊について知った今の段階で考えています。

 

以上のように男性にも不妊は身近な問題です。

お腹も大きくならず、痛くもなく、不妊治療を進めるにしても病院に通う頻度も低い男性からすると、めんどくさいなぁ…とか忙しいから…とついつい避けてしまいたくなるのもわかります。けれど、そのまま放っておくことで子どもができるわけでも、問題が解消されるわけでもありません。めんどくさがらずにお互いに協力して、役割分担をして、二人で不妊治療に取り組むことが大切だと思います。

確かにめんどくさいこともいろいろあります。不妊治療についての勉強は難しいし、病院の説明もややこしいし、数値とか薬の名前とかもわかりにくいし…。けれどぼくはそういった細々した問題も全部ひっくるめて、夫婦二人で大きな問題に取り組むことは、ある意味で夫婦の絆を強くしてくれるイベントなのかなと思うことがあります。子どもができるにせよ、できないにせよ、まずは夫婦で仲良くいることが大切かなと。

 

ご参考になれば幸いです。それでは。